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火曜日,15 2008年01月 20:31

上村さんと沖縄

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以前沖縄の北窯を訪れた際に松田米司さんが「魚座の上村さんには
いろんな事を学ばせてもらった」と上村さんとのいろんなお話を
聞かせていただいたことがある。昨年残念ながら上村さんはお亡くなりになられた。
沖縄の雑器のすばらしさを世に知らしめたすばらしい功績を残されて。

年末に神戸のvivo,vaさんに行く機会があって、本を販売しているスペースで
森忠さんと民藝のことで少しお話していたらこの「壺屋10年 金城次郎雑器の美」
という用美社から出ている本を1冊分けていただいた。(今まで普通に読み流して
いてたけど用美社って良い名前ですね。出版社というだけで堅いイメージで
考えすぎていました。現在も年に1冊のペースで新刊を出されているようです。)

この「壺屋10年 金城次郎雑器の美」は魚座の故上村さんが監修、構成された
金城次郎の作品群を余す事なくまとめあげた図版です。正直自分の知っている
金城次郎の作品のイメージがこれを眺めてまったく変わってしまったほど。
まったく本の中では作品解説はありません。強いて言えば金城次郎の年譜と
器のサイズと呼び名だけ。まさに見て学ぶためのシンプルな図版です。ただし
本の始まりに柳宗悦の言葉が以下のように記してあります。ものを作るひとの
為にこれ以上の言葉はないように思います。

「見テ 知りソ 知りテ ナ見ソ」

「美を求むれば 則ち 美を得ず 
 美を求めざる 則ち 美なり」

中原慎一郎

火曜日,15 2008年01月 20:31 | by Landscape Products |
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