/26 September 2012 update.
「PER SE」開催を前にした Ian McDnaldへのインタビューです
「PER SE」開催を直前にひかえ、2度目の来日を前に意気込む、Ian McDnaldへのインタビューをおこないました。
今回の作品群への取り組みがどのようにはじまったのか。そのあたりのお話を伺いました。
Q. 新しいスタジオはいかがですか?もう引っ越されたようですが。
A. 遠いけれどとても快適です。新たな環境で自分の作品を見ることができたり、
自宅から離れた場所で製作に集中することができたりするのはとても良いですね。
(以前は自宅の地下を工房にしていた)
Q. ここ最近のサンフランシスコとあなたの住む町について教えて下さい。
A. サンフランシスコは大好きな街でもう10年以上同じ界隈に住んでいますが、ほとんど変わりませんね。
Q. 最近興味があることは?
A. スカルプチャーを製作する道具として、新鮮な気持ちで改めてロクロ成形に取り組んでいます。
器を製作するのではなく、より大きなスカルプチャーやそのアイデアを具現化するために使っています。
Q. サウスウィラードの展示会はどうでしたか?
A. 私自身、サウスウィラードの展示会を通して、たくさんのことを学びました。
ロクロを使用してスカルプチャーを製作するアイデアは先の展示会からきたものです。
Q. 展示会タイトル「PER SE」(パーセ)についてお聞かせ下さい。
A. 「PER SE」(パーセ)は"本来の〜は"という意味をもつラテン語の慣用句です。
つまり、陶器を用いた造形そのものについてより深く掘り下げ、今回のスカルプチャーを製作しました。
Q. 今回の展示ではどのような作品が並ぶのでしょうか?
A. 今回のプレイマウンテンでの展示に向けて、今までにない新しい造形の陶器を製作しました。
ランプの形状にインスパイアされたものや、50/50陶器と呼んでいるマーブル模様の粘土と
普通の粘土を組み合わせた作品等です。
Q. それらの作品はサウスウィラードの展覧会となにか関係がありますか?
A. 少なからず影響しています。ランプ型等の、いくつかの造形はサウスウィラードでの展示会から生まれました。
Q. 今回は2度目の来日ですね。前回の来日で一番印象的だった場所はどこですか?
A. たくさんあって選べません。私は日本文化の細部への心配りが大好きです。
京都で見た、清水寺や高台寺等の社寺建築はどれも素晴らしいものでした。
オリジナルのショップを併設するクラスカのようなホテルも印象的でしたし、
レストランとコーヒーショップを併設するプレイマウンテンのアイデアもおもしろいですね。
アメリカでは全てが独立していて、そのような組み合わせは見られないので。
Q. フリーマーケットがお好きなようですがね。日本ではなにを購入したのですか?
A. ほとんど小さな物でした。益子で小さな陶器をいくつかと、京都で美しいテキスタイルを購入しました。
本当はもっとたくさん買い物をしたかったのですが、身軽に旅行がしたかったので、小さな買い物で我慢しました。
Q. 東京とサンフランシスコの違いはなんでしょうか?
A. 違いはたくさんありますね。東京にくらべてサンフランシスコはとても小さな街で人口も少ないので。
東京の街は僕には巨大すぎて、行く場所や見るものが多すぎて大変でした。
Q. 今回の来日では何を楽しみにしていますか?
A. 南日本のビーチが見たいです。いつか沖縄にも行きたいですね。
今度は日本の郊外に訪れて、都市とは違う景色を見たいと思っています。
Q. 日本のお客さんに一言お願いします。
A. 日本でお会いましょう。
僕の新しい作品を気に入ってくれたら嬉しいです。
いよいよ,会期も今週末からに迫って参りました。
Ian McDnaldの素晴らしい作品群を、ぜひ店頭でご覧ください。
みなさまのご来店を、心よりお待ちしております。
Playmountain Presents
Ian Mcdonald 2nd Exhibition / PER SE
会期:2012.9.28(金曜日)-10.8(月曜日)
会場:Playmountain
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-52-5#105
Tel:03-5775-6747
Email:info@landscape-products.net
*展示会2日目と3日目にあたる9月29日(土)、30日(日)にはTASYARDにて
BONCOURA ジーンズの受注会も開催されます。ぜひ、合わせて千駄ヶ谷をお楽しみ下さい。
9月29日(土)、30日(日)の2日間、タスヤード横の小屋にてボンクラジーンズの受注会を行ないます。
定番のデニムだけでなく、その他のラインアップもこの機会にご覧いただけます。デザイナーの森島氏が、
豊富な知識と経験を生かし、原糸などの細部にまでこだわって作り上げた、ボンクラジーンズをこの機会に
是非お試しください。両日共に森島氏もご来店をお待ちしています。
以下、森島氏のコメントです。
服が好きで、デニムが好きで、10代のころから30年以上ヴィンテージに魅了され続けてきたオレが
とことんこだわって作ってマス。
BONCOURAは、着込むほどに表情が変わり、着る人の顔になってくれます。
ぜひ!あなたの顔に育ててみてやってください。
9月29日・30日、タスヤード小屋で待ってマス。
boncoura.jp