/11 February 2010 update.
Adam Silvermanの試み
先週末より開催しております、アダム・シルヴァーマンの新作展「HOLD IT」。
週末は小雨降る中、数多くの方々にご来店いただき、誠にありがとうございました。
前回のニュースでも少しふれたアダムの新しい作品についてご紹介いたします。
これまでの彼の作品は、細かな気泡を含んだものや、
月のクレーターや流れ出した溶岩のような釉薬使いが特徴でしたが、
そのどれとも違ったものが今回の展示の中心となりました。
今までとは違った鮮やかな色と、薄い殻が内側からの力によってひび割れたかのような表情を持つ、
まったく新しい魅力にあふれた作品に仕上がっています。
また、YARDの梅津収一氏に植え込んでいただいた、
ガーデニングポタリーも期待を裏切らない仕上がりです。
アダムの特徴的な釉薬との相性だけでなく、どれも育てやすく
世話が簡単なものが選ばれていますので、
長くその美しさを楽しむことができるでしょう。
今回の展示では、アダムが以前から作り続けているものから、
新しい釉薬の作品までが一堂に会していますので、
彼の進化がよりわかりやすくご覧いただけます。
展示は24日(水曜日)まで開催中ですので
ぜひ、この機会にアダム・シルヴァーマンの新しい魅力に触れてみてください。
テキスト / 真柳茉莉華