/29 September 2008 update.
雑誌掲載などで以前より問い合わせを多くいただいておりました、
長野県上田市の工芸品が入荷してきました。
上田市を発祥の地とするこれらの木工芸品は、農閑期の副業として
作られたことが始まりだそうです。その歴史は70年ほど前にさかのぼり、
農村に芽生えた農民美術として現在も信州の豊かな自然の背景のなかで
作り続けられています。
今回入荷してきたものは、鳩の砂糖壺と爪楊枝入れの2種類。その形や色彩は
素朴で健康的であり、日常の生活にすんなりと馴染んでくれるのがその持ち味
となっています。また砂糖壺は、スプーンの柄が鳩の尾となっているのも特徴的。
食卓でこのような素朴なアイテムを使い込んでいくのも、現代の生活の中では
きっと楽しく、そして大切なことなのかもしれません。
Text by Takahiro Goko