水曜日,25 2008年06月 22:01
沈壽官
沈壽官窯は鹿児島の日置市にある現在は美山と呼ばれる地に
あります。苗代川焼の発祥の地なのですが、沈壽官窯はなんと
1603年からこの地ですぐれた陶器を作り続けています。
司馬遼太郎の「故郷忘じがたく候」を読まれたかたはご存知かも
しれませんが、まさにその本に出てくる窯はこの地にあります。
あまりに歴史の積み重ねに重みがあって容易に理解するのは
難しいのですが、この沈壽官の代々の作品の変遷から少しずつ
ですがそのルーツや流れが読み取っていくことができます。
この窯には資料館もあってこれまでの歴史も見て取れます。
濱田庄司や柳宗悦らが訪問した際の写真から世界に向けて
さまざまな作品を発表した12代の功績など驚嘆の品々が
見れるのです。
ほぼ鹿児島に戻るたびにここへは訪問しているように思います。
御陰で読まず嫌いだった司馬遼太郎にはまりつつあります。
韓国に行ったのもいろいろと自分の中で繋がっていく何かが
あってでしたが今後さらにいろんなことが起きそうです。
中原慎一郎
水曜日,25 2008年06月 22:01 | by Landscape Products |
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