金曜日,30 2008年05月 19:11
小鹿田へ
しばらく更新が途絶えている間、九州への出張へ出ていました。そんな中、念願の大分県の小鹿田(おんた)へ脚を運ぶ事が出来ました。
小鹿田は大分県の日田市に位置し、渓谷のなかにその集落を持ちます。
その歴史は1665年に福岡県の小石原村から分村創業したそうです。
この陶郷に降り、まず耳に入ってくるのは唐臼(からうす)の音。唐臼とは
小鹿田特有の水力を使った土を砕く臼の事です。小鹿田では機械力で粉砕せず、
そして完全な自給自足の姿勢は柳宗悦に「日本一の民窯」と言わしめたといいます。
刷毛目や飛がんななど伝統技法をふんだんに駆使し、白い釉薬にほのかな
緑や茶の色づけで多彩な表情がなんとも言えません。
こういった地方への出張で一番感じる事は時間の流れの違いと、何と言っても
人に対するもてなしの心。東京に戻るとなんだか人に対して優しく接することが
出来るような気がします…。そしてそこが一番癒される部分でもあります。
郷古隆洋
金曜日,30 2008年05月 19:11 | by Landscape Products |
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