月曜日, 6 2006年11月 22:04
HOW TO MAKE BUTTER KNIFE
鹿児島に帰ると最近は空港から車で30分くらいの霧島の温泉に行くようにしている。
子供の頃から利用している新湯温泉新燃荘は山の上で硫黄の匂いがすごく雰囲気も幻想的。
一度入ると2日間は身体から硫黄の匂いがとれない。でもとにかく気持ちいい温泉で
温泉番付というのがあって西日本の大関らしい。いくのが分かっているのにタオルを
持っていかない為にここのタオルが増え続けているのもどうかと思う。。
今回も友人やスタッフを連れての帰郷となった。
ただし同じ霧島に別の用事があった。それはアートの森という現代美術館で『アートマ』
というイベントがありそれにランドスケーププロダクツとして初のワークショップを
行うために行ってきたのだ。
内容は「HOW TO MAKE BUTTER KNIFE」と題してバターナイフを参加者に
作ってもらうというもの。ウッドのカトラリー作りをやろうと計画していたところの
話しだったのでここで来場者とともに作ってみようと思った。当日朝からいい天気で
来場者も山の上なのに早速入場してくる。数人が緊張した感じで「バターナイフ作れる
って聞いたんですが。。」と聞いてくる。その人たちに説明に慣れない我らが
メンバーが応対していると、あとからどんどん申込者が。。。木材選びするコーナーは
人垣ができていてうちのメンバーのハルさんが見えやしない。やばい、糸鋸コーナーはと
見るとすでに下書きの終わった人が並び始めている。道具の取り合いになりかねないと
スタッフが慌てて進行の指示を始めた。何しろ怪我が一番心配である。けれども日頃
木工作業しない人にとってはとても興味深い内容だったようで、皆始めると黙って
集中してやっている。子供から老人までみな炎天下のもと必死に作業している。
その様子を見ていると自然にぼくらもサポートにのめり込めるようになった。
楽しい、本当に楽しいって思えた。日頃ものを作って売ることや見せることばかり
やっていることで重要なことを忘れていた。木を触ることってこんなに楽しいんだって
いうことを。今回この多くの来場者にものつくりの楽しさを教えるなんてこと考えていた
僕らが逆に教えられてしまった。
工程として削り終わったナイフにランドスケープの焼印を押し最後に作った
バターナイフでトーストを食べてもらうことにもなっていたがこれも喜んで
もらえたと思う。パンも僕が子供の時から食べている鹿児島の枕崎という街にある
コッペ東京堂のもの。TAS YARDの食パンはわざわざここから取り寄せている程
好きな味。みんなにこれも味わって欲しかったのである。
そうこうしているうちにすでに夕方。cowbooksの松浦さんのトークショーも
終わっていた。。やばい審査員もやっていたのだ。全体を見てもいない。慌てて
その他の参加者のブースへ。慌ただしく終わったがとにかく僕らにとってもいい
イベントだった。今後も続けていきたい企画なのはたしか。
中原慎一郎
月曜日, 6 2006年11月 22:04 | by Landscape Products |
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