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8 June 2009 Update.
今回は「リノベーション」を行った物件を紹介します。
最近よく耳にする言葉「リノベーション」とは、既存の建物に大小規模の改修工事を行い、
使用用途を変更したり、設備性能を向上させたり、物価の価値を高めたりすることを意味します。
補修や設備更新などの「リフォーム」とは違い、お客様の使い勝手、
ライフスタイルに合わせた空間作りができます。
既存の建物次第では、ほとんど手を加えなくてもよりよい空間、価値を得られる場合もあります。
今回紹介する2例は、使用用途は違いますが、現状の建物の良さをを生かして、
大きな予算をかけずに行ったリノベーションです。
現状の建物を拝見させて頂いたうえで、僕らのほうでアドバイスさせて頂く事も可能です。
大小かかわらず現状の空間で何かお悩みの方は簡単なことでも一度、ご相談ください。
306 <松原町、鹿児島> ゲストハウス
306 / Guest House / 2009.04 / Matsubaracho,Kagoshima
築30年程経過したモダンな中古マンション内の一室です。既存躯体の良さもある為、コンクリート自体に 白塗装をし、和室部分の壁を解体してリビング、ダイニングの空間を広げました。2DKの間取りから1LDKに間取りを変更して、 非常に開放的になりました。床材もリノリウムカーペットから無垢材(栗の木)の細目のフローリングに貼り替えています。 床材は全て同素材で仕上げる事により空間の広さを感じることができます。 一番のメインとなったのはキッチンです。桐材というキッチンでは珍しい材料の選択を行いました。 桐材には防臭、防菌効果もある為(よく米櫃などにも利用されます)、引き出し内部にも使用しています。 リビングダイニングの大きな窓からは桜島も眺望できます。 |
410 <代官山、東京> カットスペース、ワークスペース
410 / Cut Space, Work Space / 2009.04 / Nakameguro,Tokyo
2つめは東京、中目黒にて行ったリノベーションを紹介します。ヘアメイクアーティスト樅山敦さんの
プライベートサロン、ワークスペースです。こちらも同じく築30年程たっている、モダンな中古マンションの一室です。
通常の住居設備からバスやキッチンと、いらない部分をそぎ落としていき、内装は既存の天井を取り外して壁面の塗装のみですが、
シャンプーブースと手洗い場を設置、コンセントの増設等でサロンワークが可能な設備機能に変更しました。
浴室のスペースはトイレのみにして広々と使用し、汚れが付きにくいよう腰の部分までは磁気タイルを貼っています。
1LDKの間取りも間仕切りを撤去してワンルームにしました。 居空間にはカットチェアーとシャンプーチェアーを配置ていますが、これは可動式の為、目的に合わせて、 大きなテーブルデスクを設置してワークスペースにする等サロン内で、色々な使い方が出来るようになっています。 |
June 8, 2009 7:38 PM | Permalink |