木曜日,24 2011年02月 18:58
大阪 引渡し
大阪で物販店を引き渡ししてきました。
こちらのオーナー様は『かっこ良すぎず、入りやすい店』というコンセプトを大切にしています。
『おしゃれに敏感じゃなくて、恥ずかしがりやの人も、緊張せずに入れる、値段的にも普段着のお店。』という意味。
飲食店で言うと、高級レストランではなくて、居酒屋さん。と私は捉えています。
そういう風に、たくさんの人に足を運んでもらいたいというオーナー様の考え方を大切にしたかったので、シンプルで清潔感があるものではなく、
なるべく人の手が造ったと感じられるような素材、器具を使うことにしました。
電球は、職人さんの手作りのもので、ろうそくの火のような温もりがあります。
壁付けのブラケットライトも静岡の職人さんの手造りです。
壁面の方立ての木も金物も、なるべく人の手が感じられるように、染色したり錆びさせたりしました。
『洋服も生き物みたいで気持ちを込めれば、お客さんの手に取ってもらえる。だから畳んだり広げたりして、動かすことが大事。』というオーナー様の言葉を思い出して、
内装も什器もなるべくひと手間かけよう。と決めて、1つ1つにカッティングシートを貼ったり、細かいことに心を込めました。
職人さんも、一見へんてこな金物を溶接して一生懸命手造りしたり、
鉄板をあの手この手で錆びさせたりしてくれました。
工事期間が短かったので、掃除も什器の陳列も、みんなで朝までやりました。
気持ちよくお仕事をしてくれた職人さんに、感謝の気持ちで一杯です。
あたたかい職人さんたちや、お店のスタッフさんたちの気持ちがお店を通して伝わって、
たくさんのお客さんが足を運んでくれますように。
北畑裕未
木曜日,24 2011年02月 18:58 | by Landscape Products |
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